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受験英語教えて110番 No.12「 knowと know of の違い」

2015年04月13日

Q. 「knowとknow of は使い分けなければいけない」と言われました。どう使い分けたらいいのでしょうか?

A. 例文を見ながら説明します。
 Ex.1 I know Ryo Ishikawa.
 Ex.2 I know of Ryo Ishikawa.
上の例文を日本語に直すと、両方とも「私は石川遼を知っています。」という意味になり、言葉上は同じになってしまいますが、ここでは“どの程度知っているか”が問題になります。つまりEx.1の文は「石川遼とは面識があって直接彼をよく知っている」というような場合に使い、一方Ex.2は「名前を知っていたり、テレビ等で間接的に知っているように、断片的な知識を持っている」という時の表現です。ですから次のような会話が成り立つわけです。“Do you know Ryo Ishikawa?”“No, but I know of him.”「あなたは石川遼をご存知ですか?」「面識はありませんが、うわさは聞いています。」というわけで、両者はしっかりと使い分けましょう。
 また、know ofと同じような言い方としてknow aboutというのがあります。この二つについては、使い分けをそこまで気にする必要はありませんが、良い機会ですからここでしっかり確認しておいてくだい。know aboutは、まずaboutの基本的な意味から考えてみる必要があります。aboutはby+outsideの意味から成り立っていて、「そばの情報」+「周辺の情報」ということで「周辺の包括的な情報について」を意味します。つまりknow ofが、上でも説明したように、あくまでも“断片的な知識”であるのに対して、know aboutはknow ofよりも“幅広い”情報を知っていると言うことを表します。細かいことではありますが、是非この機会に整理しておいてください。