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受験英語教えて110番 No.16 「sickness・ illness・diseaseの使い分け」

2015年05月11日

Q.「病気」を表すsickness、illness、diseaseの違いを教えて下さい。

A. 簡単に言ってしまうと病気の度合いが軽い順にsickness < illness < diseaseとなります。また別の角度からみてみると、病気の期間の長短で言えばsicknessはillnessより短い病気といえます。例えば、sea sickness(船酔い)、mountain sickness(高山病)など一時的な体調不良を指しますが、illnessは、mental illness(精神疾患)に代表されるように、長期にわたる体調不良に使います。またdiseaseに関しては、個別の病気、例えばinfection disease(感染症)、family disease(遺伝性の病気)などのように病名のはっきりした病気を言うときに使ったり、重篤な病気(fatal disease)にはdiseaseを用います。(以下例文参照)
 Ex.1 There has been a lot of sickness in my family this winter.
  (今年の冬は私の家族は病気ばっかりだった。)
 Ex.2 He is suffering from a chronic illness.
  (彼は慢性的な病気にかかっている。)
 Ex.3 My uncle developed heart disease.
  (私のおじは心臓病になった。)
ちなみに、これは受験にはあまり関係ありませんが、三つを専門的に分類すると、sickness 「病気」、illness「病(やまい)」、disease「疾病(しっぺい)」となるそうです。