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アレコレつまみぐい国語-古典文法マスターへの道⑥-

2015年5月13日

終止形接続の助動詞「なり」は意味が2つあります。

  1. 伝聞(~とかいう・~だそうだ)
  2. 推定(~ようだ)

 

なりはもともと「音あり」から「ねあり」→「なり」というように変化してできた言葉だということは「なりの識別」の時にも記載しましたが、この助動詞は物音や楽器の音、人の声など「音」をもとに推定する性質をもっています。

  1. の伝聞は「人から聞いたこと」や「うわさ」をもとにした表現をします。
  2. の推定は、単に音や声を聞いて物事を推定している場合を表します。

 

伝聞推定の「なり」が出てきたときにこの2つの意味のどちらを選ぶか、見極めるポイントがあります。

それは

聴覚的根拠が「過去」なのか、「現在」なのかです。

「過去」ならば①の伝聞

「現在」ならば②の推定

になります。

 

伝聞の聴覚的根拠とは「人から聞いたこと」ですが、人から聞いた場面とは現在からみて「過去」の出来事です。

しかし、推定は「たった今聞いている音」を根拠にしたものなので、「現在」の出来事をもとにしています。

 

(例)駿河の国にあるなる山なむ、この都も近く…

訳:駿河の国にあるという山は、この都も近く…

「山が駿河の国にある」という情報を、過去に聞いたからこそ今人に伝えているわけです。

 

(例)奥の方より「何事ぞ」といらふる声すなり

訳:奥の方から「何事だ」と答える声がするようだ。

この場合は「何事だ」という声を現在聞いています。よって、推定で訳します。

 

また、「声」や「音」などの単語が文章中にある場合、その音を「現在」聞いているということが一目で判断でき、推定で訳すことが出来ます。

訳すときの基準にしてみてください。

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