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アレコレつまみぐい国語-古典文法マスターへの道⑦-

2015年5月20日

「この児さだめておどろかさむずらむ」

 

この文章をどうやって品詞分解しますか?先日生徒さんが品詞分解したのはこうでした。

 

この/児/さだめ/て/おどらかさ/む/ず/らむ

 

この【連語】:代名詞「こ」+格助詞「の」

児【名詞】:「ちご」と読む。赤ん坊・子供の意。

さだめ【動詞】:定む(下二段活用)の連用形。

て【接続助詞】:連用形接続の助詞。「~て」と文章を繋げる。

おどろかさ【動詞】:おどろかす(四段活用)の未然形。びっくりさせる・起こす・気付かせるの意。

 

以下は「む【推量の助動詞】+ず【打消の助動詞】+らむ【現在推量の助動詞】」

このような構成になりますが、後半に何か違和感がありませんか?

「む/ず/らむ」

間に挟まれた「ず」。助動詞「ず」の活用は二段に分かれています。

 

     未然 連用 終止 連体 已然  命令

ず | ず   ず     ず      ぬ     ね      〇

     |ざら  ざり  〇     ざる ざれ  ざれ

 

それは何故かご存知でしょうか。「ず」は、下にさらに助動詞がくっつく場合は「ざら・ざり…」の活用の方を使用するのです。

そうすると、「ず」の下に助動詞の「らむ」が来るという形は成り立たないはずです。「ず」が「らむ」の上にくるのなら、このような形になります。

「ざるらむ」

さらに、ずの上に助動詞「む」が来ることもありません。もし「ず」と「む」がくっつくとしたらこうなります。

「ざらむ」

よって、「む/ず/らむ」という分解は不可能ということになります。正しくは「むず/らむ」。

助動詞「ず」は助動詞の中で現代でも馴染みのあるもので目に入りやすいですが、文法には規則があり、それに従って文章は作られています。きちんと論理を考えて判断していきましょう。「むず」の「む」と「ず」を離して考えないように。

 

次回は「むず」の下に来ている「らむ」の識別を行ないます。

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