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受験英語教えて110番 No.25 「前方照応のit」

2015年7月13日

Q. 先週の続きで「前方照応」のitについて。

A.  先週、英文で前文の内容を受ける「前方照応」のthisとthat について説明しましたが、今週はitについて考えてみたいと思います。「前方照応」では、thisは“話者領域(意識の中で筆者あるいは話者と関わる領域)”に属すると考えられる内容をうける場合に使い、thatは“他者領域(意識の中で筆者あるいは話者とかけ離れた領域)”に属するような内容をうける場合に使うと説明しました。ではitについてはどうでしょう。実は「前方照応」のitについては諸説粉粉といったところが現実です。今回はそのなかでも共通した考え方をお話しします。まずitしか使えない場合 (Ex.1)とitは使えない場合(Ex.2)を比較しながら考えてみます。
 Ex.1 A: She is having a baby.「彼女に赤ん坊が生まれるんだって。」
   B: I’m happy to hear that.「それはよかった。」
 Ex.2 A: Why are you teasing me? Stop it.「どうして僕をからかうんだよ?止めろよ!」
まずEx.1ではAの前文の内容全体をBがthatで受けていますが、これをitに置き換えると何か不自然さを感じます。またEx.2のitも前文の内容teasing meを受けているにも関わらず逆にthatには置き換えられません。“この違いは何なのだろうか”ということが、上でも言いましたが諸説紛紛なのです。その諸説のなかで一つ言えることは、thatやthisがその時に初めて知ったという「新情報」であり、しかも“注意喚起”を促す時に使うという言葉、また逆にitは“話し手”と“聞き手”の両者がすでに共有している“(旧)情報”であり、しかも“省略しても差し支えない程度の意味しか持たないもの”と言うことです。つまりEx.1ではShe is having a baby.が新情報で、Ex.2のteasing meは“話し手I”と“聞き手you”の間で現在行われている共通認識行為で「止めて」と言われれば“何を止める”のかitが無くても分かること。これがthisやthatとitとの違いと言えます。また次の様な例もあります。
 Ex.3 Japanese people often smile when they are spoken to by a foreigner. ①That doesn’t mean that they can understand what he says; often ②it only means that they are embarrassed.
「日本人が外国人に話しかけられるとニコニコすることがよくある。それは、彼が言っていることを理解しているということではなく、しばしば、ただ困っているということもある。」
まず①のThatは前文(Japanese…foreigner.)を受け、筆者が外国人だということを考えれば、まさに“他者領域”のThatということになりますが、次に②itの内容を見てみると①と同様の内容を受けているということに気付きます。これも「前方照応」のitで、すでにthisやthatで受けてた同じ内容をさらに旧情報としてitで受けつなぐというものです。少々くどくなりましたが、入試レベルであれば、この程度のことが分かっていれば充分だと思います。

 

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