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アレコレつまみ食い国語‐古典文法の問題にチャレンジ!⑤<解説編>‐

2015年12月16日

問題

以下の問題の傍線部の助動詞に注意しながら、現代語訳しなさい。

 

1.物語といふものあんなり

2.手をおびただしくはたはたと打つなり

3.かかることは女もするなり

 

<解説>

まず助動詞「なり」の識別は

  1. 終止形(ラ変型は連体形)+なり→伝聞・推定の助動詞「なり」
  2. 連体形・体言・助詞+なり→断定の助動詞「なり」

このように上の活用を見るのが鉄則です。

 

しかし、終止形と連体形が同形の動詞(四段・上一段・下一段)や、ラ変型の活用をするもの(伝聞推定のなりにも連体形に接続する)だと、接続だけでは判断できません。

そこで、判断方法を思い出してみましょう。

 

◎撥音便化している「なり」は伝聞推定

音便化とは、言葉に発しやすいように音を変えることをいいます。

(例)書きて→書いて(イ音便化)

その中でも撥音便化とは、「ん」の音に変化することです。

そして終止形(ラ変型は連体形)接続の助動詞の上に、ラ変型の活用をする言葉が来ると、撥音便化するというルールがあります。

問題の1.物語といふものあんなりの「あなり」は撥音便化が起きているということです。

よって、一目で1.の「なり」は伝聞推定の「なり」だということがわかります。

訳:物語というものがあるらしい

 

◎声・音・笛・琴・鳴く・打つなど、音に関係がある単語がある場合、伝聞推定の「なり」

「打つ」という四段活用の動詞が「なり」の上に来ている場合、終止形と連体形の区別がつけられません。

そのような時は、音に関係のある単語が文章に使われていると、伝聞推定の「なり」だと判断できます。

何故なら、伝聞推定の「なり」は聴覚的根拠で推定する助動詞だからです。

よって、問題の2.手をおびただしくはたはたと打つなりの「なり」も伝聞推定の「なり」だということがわかります。

訳:手を激しくばたばたと打つようだ。

 

最後の3.は、

3.かかることは女もするなり

「なり」の上の「する」はサ変動詞の「す」の連体形です。

ラ変動詞でもないので、接続を見ればすぐ判断できますが、現代語では「する」という動詞が文末で使われるので、古語でも「する」を見て瞬時に終止形だと判断しないようにしましょう。「なり」の上が連体形なので、これは断定の「なり」です。

訳:このようなことは女もするのである。

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