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受験英語教えて110番 No.59 「veryとquite」

Q. ①This question is very difficult. ②This question is quite difficult.
上の①のveryと②quiteには何か違いはありますか?

解答・解説

A. もちろんveryとquiteには違いがあります。quiteはveryに比べて、少々使い方が難しい単語です。ご存知のように、veryは日本語の“とても”に相当し「強意」を表すごく一般的な言葉ですが、一方quiteは「強意」ではなく「緩和」を表します。つまり上のQ①が「この質問はとても難しい」という意味であるのに対して、②は「この質問は(難しいとは思っていたけれども)そこそこ難しい」というニュアンスということになります。ですからvery difficult > difficult > quite difficultということになります。ただしこの関係が成り立つのは、強勢がquiteに置かれる場合で、もし強勢がquiteの後ろのdifficultに置かれると、意味としてはもう少し強くなって「思った以上に難しい」という意味にもなります。ただvery > quiteの関係は変わらないと考えてもいいと思います。
 上で“quiteは少々使い方の難しい言葉”と書きましたが、それについてもう少しだけ言及させていただきます。意外と多くの受験生が認識していないようですが、quiteには二つの使い方があります。それは、quiteが修飾する形容詞・副詞の種類によってその意味が違ってくるということです。どういうことかと言いますと、形容詞・副詞には「段階的なもの」と「非段階的なもの」があり、quiteが「段階的なもの」を修飾する時は「そこそこ・なかなか」という意味になり、「非段階的なもの」の場合は「全く・完全に」という意味になるということです。「段階的なもの」とはdifficult・cold・good・など比較級や最上級を持つもので、「非段階的なもの」はtrue・wrong・right・perfectなど二者択一的なもの(是か非か)というニュアンスの単語です。例文で見てみましょう。
Ex.1 It is quite cold this year, isn’t it?(今年は結構寒いですね)
 Ex.2 You are quite right.(全く君の言うとおりだ)
Ex.1のcoldは「段階的形容詞」でquiteの意味はquite < very、Ex.2は「非段階的形容詞」でquite = completelyということになります。この機会にこの違いをしっかり認識するようにしてください。

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