↓先々週の問題
<問題>
以下の□に入る助詞を選択肢から選べ。
「とかく直しけれども、つひにまわら□、いたづらに立てりけり。」
イ ば ロ ばや ハ で
<解説 先週の続き>
では、イの「ば」の未然形+ば で訳した場合を見ていきましょう。
「とかく直しけれども、つひにまわらば、いたづらに立てりけり」
訳:あちこち直したけれども、もしついに回るならば、無駄に立っていた。
仮定の「もし」と「ついに」の訳があっていないので、これは答えにはなりません。
そうすると、ロの未然形+「ば」+係助詞「や」の形も、成り立たないことになります。
では、残ったハの「で」を見てみましょう。
「とかく直しけれども、つひにまわらで、いたづらに立てりけり」
訳:あちこち直したけれども、ついに回らないで、無駄に立っていた。
これだときちんと前後の意味がつながります。
よって、正解は「ハ」です。
長文読解でも、接続助詞はかなりの重要なポイントとなります。
きちんと訳し方や接続を覚えていきましょう。
答え:ハ
