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受験英語教えて110番 No.186「前方照応のthisとthat(PART2)」

2018年11月5日

Q. 市販問題集に次のような英文の問題がありました。
 Man’s chief purpose is the creation and preservation of values: ①that is what gives meaning to our civilization, and the participation in ②this is what gives significance,ultimately, to the individual human life.
①のthatと②のthisを表すものを、具体的に日本語で記せ。
この問題の答えは①も②も「価値の創造と保存」と書いてありましたが、同じ内容なのにどうしてthatとthisに使い分けされているのですか。

A.上のthatとthisは本シリーズのNo.24でも触れたように、「前方照応のthat・this」ということで前文の内容を受ける時に使われるものです。今回の質問はNo.24の場合とは違って”同一内容を受けているにもかかわらずthat, thisとどうして使い分けされているのか”ということですが、これはNo.24でも説明したように、「他者領域」と「話者領域」という意識上の問題として説明できると思います。つまり①は、our civilization(われわれの文明)に外部から意味を与えるもの(他者領域)としてthe creation and preservation of values(価値の創造と保存)を考えてthatを使い、②は我々が参加するもの(話者領域)としてthe creation and preservation of values(価値の創造と保存)を考えているのでthisで受けていると読み取れます。このように書くと何か大変難しいことのように思われますが、要は、基本的な辞書的解釈の延長線上にあるものです。
 この「前方照応のthat・this」を辞書で調べてみると、thatは「空間的・心理的に話者から遠いもの」を指し、thisは「同様に話者に近いものを指す」となっています。つまり「空間的・心理的に話者から遠い」=「他者領域」、「空間的・心理的話者に近い」=「話者領域」ということです。
 これに関連してよく質問されるものに、That is because ~とThis is because ~の使い分けがありますが、これもどちらを使うかは使う人の意識次第というところもあります。
 Ex.1 I visited the temple last year. That is because I read about it in my college days.
「私はその寺を去年訪れた。それは大学時代にそれについて読んだことがあったからです」
 Ex.2 I will soon visit the temple. This is because I read about it in my college days
.「近々その寺を訪れたいと思います。というのは大学時代にそれについて読んだことがあったからです」
Ex.1とEx.2を比べてみると、Ex.1では、その寺を訪れたのが過去のこととして話者が距離感を感じているということでThatを使い、Ex.2ではその寺を訪ねようと今決断しているということで、心理的には直近の問題、いわゆる「話者領域」ということでThisを使用しているということです。
 今回は少々難しかったかもしれませんが、英語は本来「論理的言語」ですのて、基本をしっかり理解しておけば、その応用分野を理解することもそれほど大変なことではないはずです。

 

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