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入試英語“これわかるかな”シリーズNo.47

2022年06月18日

Q. 次の英文①と②で実際にその川(the river)を渡ったのはどちらでしょう。
 ① I could swim across the river.
 ② I was able to swim across the river.



【解答】 ②
☰解説☰
今回は、was able to=couldではないということについての問題です。
まず両者の基本的な意味の違いから示すと、canが「身に備わった能力」を表すのに対して、be able toは「身に備わった能力」に加えて「一時的な能力」を表すことがあります。しかし現在形であれば意味の違いはほとんど出ません。
 Ex.1 The horse can [is able to] run faster than the dog.
   「馬は犬より速く走ることができる」
ただ過去形となるといささか状況は異なってきます。肯定文でのcouldは期間を示す語句と共に使われて「~の能力が備わっていた」と習慣的な意味を表すことはありますが、上の①の英文のように単独でcouldが使われると「仮定法過去」として「私はその川を泳いで渡ろうと思えば渡れる」という意味になってしまい、実際には渡ってはいないことになります。それに対して②は、「一時的な能力があった」つまり「私はその川を泳いで渡ることができた」という意味になります。これが今回の答えとなります。ただし否定文ではほぼ同じように使われるということだけは付け加えておきます。
 Ex.2 I could not [was not able to] swim across the river.
   「私はその川を泳いで渡れなかった」
さらにcanについては二つの注目すべき特徴があります。一つはbe able toが原則として人(生き物)を主語にするのに対してcanは無生物も主語になれるということがあります。
 Ex.3 Computer can store and recall vast amounts of information quickly.
   「コンピュータは膨大な情報を速やかに蓄積し呼び出すことができる」
もう一つは実生活の中で「能力の有無」だけを表すのにcanが実際に使われることは意外と少ないということです。例えば次の様な場合です。
 Ex.4 I can use a computer.「私はコンピュータが使えます」
この英文は“自分のコンピュータを使う能力の有無を表現している”というよりは、“使えるので、お手伝いしましょうか”という「好意・意図」を含んでいます。canにはこのようなケースが多いということも覚えておいてください。