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解答・解説

【解答】　②　④
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今回は「部分」を現すofの使い方についての問題です。
①から順番に解説していきたいと思います。
①はall ofの典型的な使い方です。つまりof＋限定された名詞 (the stories)が来ている形です。意味は「その（いくつかある）物語は全が面白い」となり、“限定された名詞の中の全て”という意味です。なおこの場合（of＋限定名詞）はofの省略が可能です。
　Ex.1 All the stories are interesting.
ちなみに「限定された名詞」とは、theやthese、あるいはmyといった所有格のように名詞を範囲を限定する「限定詞」が付いた名詞や代名詞などのことです。
それに対して②はof＋「非限定的な名詞」の形になっています。本来「部分」をあらわすofの後ろには「非限定的な名詞」は来れません。ですからこの②は非文ということになります。正しい文にするためにはofをとって次のようにします。
　Ex.2 All stories are interesting.
この場合の意味は「物語というものはどれをとっても総じて面白いものだ」となり、①が表す内容とは異なります。
次に③ですが、これも①と同様にof＋them（限定名詞）の形になっている典型です。これは①の場合とは違い、ofを省略することはできません。つまりofの後ろに代名詞が来た場合にはofの省略はできないということです。
　Ex.3 All of us are preparing for the examination.「私たち全てその試験のために準備している」
最後に④についてですが、これは②と同様、of＋「非限定的な名詞」ということでNGで正しくは次のようになります。
　Ex.4 He drank up all whiskey in the glass.「彼はグラスのウイスキーを全て飲み干した」