チューター・SA紹介
竹田 椋
Muku Takeda
東京大学 工学部 機械情報工学科
筑波大学附属高校
生徒の指導の際に意識・工夫していること
場当たり的な知識を与えるのではなくて、生徒自身が問題を解くときに使う考え方の中に、知識をうまく位置づけられるように説明をしています。なので、一つの問題についても、時には中学の内容に戻って、そこから一つひとつ積み上げて、その問題の解説にたどり着くということもあります。その場その場の効率は悪いかもしれませんが、トータルで見れば、結局近道になります。
受験生時代のエピソード
浪人して、某予備校に一年間通っていました。同じ学校出身で同じ志望校の6人ぐらいでグループを作って昼食とか食べたりして、生活していたのですが、模試の判定はその中の下から数えた方が早いぐらいだったのです。自分が出来るようになった分だけ、みんなも出来るようになっていたので、その差は一年間そのままでなかなかうまりませんでした。でも、本番を迎えてふたを開けてみると、受かったのは僕ともう一人だけでした。正直なところ、僕が受かったのを見て、それならみんなも受かっただろうと思ったのですが、そんなことはなく、びっくりしたことを覚えています。
今の大学生活について
私の大学生活の中心は、勉学とサークル活動です。勉学については、2年の時に決めた自分の進路について未だに悩んでいるところです。工学の今の学科は、教養学部時代に自分がやってみて楽しかったことを選んだので、ほとんど不満はないのですが、「大学で学問を」している感じはあまりありません。どちらかというと色々な技術を習得しているという雰囲気です。せっかく、最高学府まで来たのに物理学のような真理を探究する学問をしなくてよかったのかなと少しばかり後悔しています。それでも、もう道を戻ることは簡単には出来ないので、今の道を信じて進んでいこうと思っています。
将来の夢について
あまり、将来の夢については考えることがありません。最近はどちらかというと、1年のスパンで、今年はこんなことを目標に生活すると年始に計画して、年末にその反省をするというのが自分の中の長期計画です。しいて言えば、30歳のころには魅力的な男性になっていたいというのがありますね。
受験生に向けての応援メッセージ
受験勉強は、色々なことの中で素直に努力した分だけ結果が返ってくるものだと思います。自分を信じて、勉強を続けてください。頑張らないと燃えたり、あーもうやだとやる気がなくなったりすると思いますが、それに振り回されず、淡々とやれるといいのかなと思います。受かった自分を想像しながら、がんばってください。