newsロバみみ広場

受験に役立つ情報ロバみみ広場

受験英語教えて110番 No.106「同格のin」


Q. ① You have a good friend in me.「あなたには私という良い友達がいる」という英文がありましたが、ここでのa good friendとmeは同格として考えればいいのでしょうか。もしそうであれば ② You have a good friend, me.と書くこともできますか。

解答・解説

A.確かにinには「同格」としての用法もあります。ですから①のinは「同格」と考えても良いと思います。ただ「同格」だからと言って②のように語順をそのまま書き換えてしまうことには慎重になった方がいいでしょう。というのも、「同格」には2種類あるからです。

 Ex.1 I invited Mr. Yamada, a famous painter, to my house.「私は山田さん、つまり有名な画家を家に招待した」
 Ex.2 I invited a famous painter, Mr. Yamada, to my house.「私は有名な画家の山田さんを家に招待した」

Ex.1では後続するa famous painterが前の名詞Mr. Yamadaを補足する役割をしていて、構造的には“言い換え”の形をしています。つまりEx.1は後続の同格名詞が独立しているいわゆる「非制限的同格」です。一方Ex.2は、A famous painterがMr. Yamadaを修飾する形をとり、前の名詞が後続の名詞を“形容詞的に修飾”するような形になっています。これは「制限的同格」です。
 上の二つのパターンを理解してもう一度英文①と②を見てみましょう。①の英文では“私という良い友達”という言い方になっていて、「私」を「良い友達」と言い換えています。つまり意味的には「非制限的同格」ということになり、inを外して同格表現にした場合には、You have me, a good friend.という語順になるはずです。今回のinを使った同格表現では基本的にはinの前にある名詞句は「性質」や「資格」を表わしinの後ろに「具体的な人や物」がくるということも覚えておいてください。また、この構文でのinは次のような英文をもとにしていると考えると分かり易いかと思います。

 Ex.3 You have a good friend in ( the person of ) me.

また、次の例文をみてください。

 Ex.4 He has a hotel in a yacht.「彼にはヨットというホテルがある」  ⇒ He has a hotel in the form of a yacht.

このように「同格」のinについてはin the ~ of …「…のような」の形をその原形としていると考えることも出来ます。
 以上、今回の質問に答えるためにちょっと細かくなりましたが、英文が正確に読めるという大前提だけを考えるなら、ここまでの細かい語法にこだわる必要はないかとも思います。

一覧へ戻る

資料請求・無料説明会

大学受験予備校apsアカデミーの
個別相談・資料請求のお申し込みはこちら

access 交通アクセス

access 交通アクセス

神泉駅(京王井の頭線)より徒歩2分
渋谷駅(JR各線、田園都市線、半蔵門線、銀座線、東横線、井の頭線)
より徒歩5分、渋谷マークシティ道玄坂出口より徒歩1分

渋谷マークシティ ウエストモール4F(レストランアベニュー)を通り、マークシティ「道玄坂出口」を出ます。
正面の「道玄坂上交番前」交差点の信号を渡り、左手へ上ります。
「道玄坂上交番」の前を過ぎ、20mほど進むと1Fに玉川屋呉服店がございます。そのビルの7Fがapsアカデミーです。

マップアイコン 〒150-0044
東京都渋谷区円山町5-3 玉川屋ビル7F