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英語の「意外と“落とし穴”」シリーズ No.23

2021年10月04日

◇次の(1)(2)の英文を日本語に直してください。
(1)He was starving to death.
(2)He was starved to death.



正解:(1)彼はお腹がすいて死にそうだった。
   (2)彼は餓死した。
解説:この二つの英文の意味の違いは現在分詞(starving)と過去分詞(starved)の基本的な違いからのもので、もともと現在分詞は進行している状態を表し、過去分詞は完了した状態を表します。ですから、starvingは「飢餓に至る途中」ということで「お腹がすいて死にそう」という意味になり、starvedは「すでに飢餓状態になっている」ことを意味します。(1)(2)の英文の違いはここに由来します。また、日常会話では、I’m starving.やI’m starved.と両方の言い方が使われますが、I’m starved.だと「限界的に空腹だ」という時に使われるもので、一般的にはI’m starving.(とてもお腹がすいた)が多く使われます。