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解答・解説

【解答】　④　
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今回は「普通名詞」を主語で使い時の“決まりごと”についてです。
設問に“全て”とあるので⑤も選んだ人が多い多いのではないでしょうか。しかし④のみが誤文です。computerは「普通名詞」ですので、そのまま単独（冠詞などが付かず、複数形にもしない）で使用することはできません。ですから④は間違いということになるのですが、名詞でそのまま単独使用ができるのは、原則「物質名詞」「抽象名詞」「固有名詞」であって、①や②や③のように、複数にするかAやTheを付けるなどしなければいけません。いきなりComputerという書き出しは正しくないということになります。次に、では⑤がなぜ正しいのかということですが、英語では必ずしも複数主語⇒複数補語とはなりません。⑤のa useful computerのaはa kind ofの意味で「一種の」という“種分け”のaと考えることができます。つまりComputersという複数主語を一緒くたにして“便利な機器”という枠組みで括るということです。
　Ex.1　Dogs and cats are a pet.「犬や猫はペットです」
Ex.1は“犬や猫”⇒“ペットという一つの範疇に属する”と言う図式です。
また②③のA computerやThe computerでのAやTheについてですが、これは「総称用法」といって、それを単数名詞の前に置くことでその名詞の種類全体を表すことになります。ただ、注意が必要なのは②のような「どの～も（= any ~）」の意味を表すA ~の使い方は、the ~と違って、主語の前に置く時だけだということは頭にいれておいてください。
①②③⑤を分かり易く日本語にすると次のようになります。
　①　コンピュータは役に立つ機器です
　②　コンピュータはどれをとっても役に立つ機器です
　③　コンピュータとは役に立つ機器である
　⑤　コンピュータというのは役立つ機器の一種です
以上のことから①が一般的な書き方と言えると思います。