Q. 次の英文①と②で“その質問(The question)がより難しい(difficult)”のは①②のどちらの英文でしょう。
① The question is very difficult.
② The question is quite difficult.
【解答】 ①
☰解説☰
今回は「強調」を表すveryとquiteの程度の差についての問題です。
quiteもveryと同様に「強調語」だと思っている方も多いのではないでしょうか。しかしquiteは、実は「緩和」を表す言葉です。ご存知のように、veryが日本語の“とても~だ”に相当し「強意」を表すごく一般的な意味で使うのに対して、quiteは「強意」ではなく「まあまあ~だ」と言う意味で使います。ということで、①の意味は「この質問はとても難しい」で、②は「この質問は(難しいとは思っていたけれども)まあまあ難しい」というニュアンスになります。簡単に言うとvery difficult > difficult > quite difficultということです。このようにquiteはdifficultよりeasyに近くなるという意味で「緩和」を表すということです。ただしこの関係が成り立つのは、強勢がquiteに置かれる場合で、もし強勢がquiteの後ろのdifficultに置かれると、意味としてはもう少し強くなって「思った以上に難しい」という意味にもなることがあります。ただしこの場合であってもvery > quiteの関係は変わらないと考えてもいいと思います。
ここでもう一つ注意が必要なことがあります。それは、形容詞・副詞には「程度が段階的なもの」と「非段階的なもの」があって、あくまでもquiteが上のような意味(まあまあ~だ)という意味になるのは「段階的な形容詞」を修飾する時に限るということです。「段階的なもの」とはdifficult・cold・goodなど比較級や最上級を持つものです。しかし「非段階的なもの」を修飾する場合には下の例文のように「全く・完全に」という意味になります。
Ex.1 You are quite right.「全く君の言うとおりだ」
「非段階的なもの」とはtrue・wrong・right・perfectなど二者択一的なもので“是か非か”というニュアンスの単語がそれに当たります。ここは注意してください。