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英語「意外と落とし穴」シリーズ No.47

2026.07.06

Q. 次の英文①と②では、実際にその川(the river)を泳いで渡ったことが読み取れるのはどちらでしょう。
① I could swim across the river.
② I was able to swim across the river.

解答・解説

【解答】 ②
☰ 解説 ☰
今回は、was able to は単なる could の過去形ではないという点についてです。
まず両者の基本的な違いですが、can は能力や可能性を表し、be able to も基本的には同じ意味で使われます。現在形では両者に大きな意味の違いはありません。
Ex.1 The horse can [is able to] run faster than the dog.
「馬は犬より速く走ることができる。」
しかし、過去形になると少し事情が異なります。
肯定文の could は、過去の継続的・一般的な能力を表すのが基本です。
When I was young, I could swim across the river.
「若い頃は、その川を泳いで渡ることができた。」
一方、過去の一回限りの場面で実際に『できた』という成功や達成を表す場合には、was/were able to を用いるのが普通です。
したがって、
② I was able to swim across the river.

「私はその川を泳いで渡ることができた。」
という意味になり、実際に泳いで渡ったことが読み取れます。
これに対して、
① I could swim across the river.

「私はその川を泳いで渡れる能力があった。」
という意味であり、この文だけでは実際に渡ったかどうかは判断できません。
したがって、今回の問題で「実際にその川を泳いで渡ったことが読み取れる」のは②です。
ただし、否定文では couldn't と wasn't able to はほぼ同じ意味で使われます。
Ex.2
I couldn't [wasn't able to] swim across the river.
「私はその川を泳いで渡ることができなかった。」
________________________________________
さらに、can には注目すべき特徴が二つあります。
一つ目は、can は人だけでなく無生物を主語にすることも多いという点です。be able to も無生物主語で使えますが、このような場合には can のほうが自然なことが少なくありません。
Ex.3
Computers can store and recall vast amounts of information quickly.
「コンピュータは膨大な情報をすばやく保存し、呼び出すことができる。」
二つ目は、実際の会話では can が単に能力の有無を表すだけでなく、申し出や意志などのニュアンスを伴うことが多いという点です。
Ex.4
I can use a computer.
「私はコンピュータが使えます。」
この文は単に能力を述べているだけでなく、会話の場面によっては
「私がやりましょうか。」
「お手伝いできますよ。」
という申し出や協力の気持ちを含んで受け取られることがあります。
このように、can は「能力」だけでなく、話し手の意図や状況とも深く結び付いて使われる表現であることも覚えておくとよいでしょう。

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