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英語「意外と落とし穴」シリーズNo.59

2026.10.05

Q. 次の英文の①~③の(  )の中にclashed, crushed, crashedの適切なものを入れてください。
① The big waves ( ) against the rocks.「大波が岩にぶつかって音を立てて砕けた」
② The glasses ( ) against each other.「グラスがガチャガチャとぶつかりあった」
③ He ( ) cans for disposal.「彼はカンをつぶしてゴミに出した」

解答・解説

【解答】① crashed ② clashed ③ crushed
 
☰解説☰
今回は、clash, crush, crash の使い分けについてのクイズです。
この3語は、日本人学習者にとってはなかなかの難敵です。というのも、カタカナにするとどれも「クラ
ッシュ」のように聞こえてしまいますし、意味も「衝突」や「つぶす」といった近いイメージを持ってい
るため、混乱しやすいからです。今回は、この3語の違いをすっきり整理しましょう。
まず、この3語の中から「仲間はずれ」を取り除きましょう。どれだかお分かりになりますか。
①の crash と②の clash は、どちらも「物と物がぶつかる」という動きを表しています。一方、③の
crush は、物がぶつかることではなく、物に圧力を加えて押しつぶすことに焦点があります。ですから、
③には crushed が入り、まず一抜けです。
結果として、今回のクイズは「crash と clash の使い分け」という、よりシンプルな形になりました。
では、crash と clash の違いを見ていきましょう。
大きな違いの一つは、crash が「激しい衝突」や「衝突して大きな音を立てること」を表すのに対し、
clash は「ガチンとぶつかること」や「互いに対立すること」を表すという点です。例えば、
The big waves crashed against the rocks.「大波が岩に激しくぶつかって、音を立てて砕けた」というイ
メージです。一方、
The glasses clashed against each other.「グラス同士がガチャガチャとぶつかり合った」という意味に
なります。つまり、crash には「激しく衝突する」という強いイメージがあり、clash には「硬いもの同
士がガチャンとぶつかる」という音のイメージがあります。
また、clash は物理的な衝突だけでなく、意見・利害・勢力などの対立にも使われます。
Their interests clash with ours.「彼らの利害と私たちの利害は対立している。」
このように、crash が主に物理的な激しい衝突を表すのに対して、clash は物理的な衝突だけでなく、人
や意見、利害などの対立を表すこともできます。
さらに、それぞれの語が持つイメージを覚えておくと、使い分けがしやすくなります。
crash は「ドーン!」「ガシャーン!」という激しい衝突のイメージ。
clash は「ガチャン!」という硬いもの同士がぶつかる音や、そこから生まれる「対立」のイメージ。
そして crush は「ギュッと押して、つぶす」というイメージです。
この3つを、
・crash → 激しくぶつかる ・clash → ガチャンとぶつかる/対立する ・crush → 押しつぶす
と整理しておくと、かなり区別しやすくなるでしょう。

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